ニュースリリース
自律走行型紫外線照射ロボットでウイルス殺菌作業も自動化~自律走行ナビゲーションにより複数のロボットを制御し広いエリアも効率的に殺菌~
2020/10/08
アルテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:張能 徳博(ちょうのう のりひろ)、東証一部上場:証券番号9972、以下アルテック)は、自律走行ナビゲーションテクノロジーを手掛けるBLUEBOTICS社(本社:スイス)とUV-C紫外線殺菌ランプを取り扱うEngMotion社(本社:スロべニア)が共同開発した自律走行型紫外線照射ロボット「miniTM UVC」の国内販売を開始いたします。新型コロナウイルス(COVID-19)および人手不足等の課題解決策として最適な自律走行型ロボットです。
自律走行型紫外線照射ロボット「miniTM UVC」の特長
- ルート設定
事前に殺菌したいルートを「miniTM UVC」に走行させ移動マップを作成します。作成したマップ上に殺菌ポイント等を設定すれば、後は「miniTM UVC」が毎回プログラム通りに殺菌作業を実施します。
- セーフティレーザースキャナー
ロボットの前後にセーフティレーザースキャナーが搭載されており、移動中に人や障害物等が検出された場合、停止して自動回避します。上部には、高感度移動センサーが搭載されており、人や障害物が検出された場合、UV-Cの照射作業を自動で中断します。
- 自律走行と複数ロボット制御で作業者の負担を大幅に軽減
「miniTM UVC」を稼働させることで、少ないリソースで殺菌作業を実施することが可能です。さらに複数の「miniTM UVC」や用途の違う清掃ロボット等をANTⓇサーバを介して接続することで、より迅速により広いエリアの様々な作業を同時に効率よく作業することが可能です。
自律走行型紫外線照射ロボット「miniTM UVC」仕様
UV-Cランプ(8本搭載) | 8 × 17.5WのUV-Cランプ (波長253.7nmのUV-C波を発生) |
UV-Cランプ寿命 | 最大9,000時間 |
走行安全性 | ・ロボット:セーフティレーザースキャナー × 2 ・ランプ :360°日本製センサー(自動停止探知機) |
稼働時間 | 4時間 |
充電時間 | 2時間(手動)/ 3時間(自動) |
最大速度 | 1.5m/秒 |
サイズ(W × H × L) | 460 × 1,600 × 680 mm |
ランプサイズ(W × H) | 28 × 900 mm |
重量 | 140kg |
フリート操作 | ANTⓇサーバを介して複数ロボットを接続 (エレベーターや自動ドア等とも連動可能) |
導入プロジェクト
「miniTM UVC」は、Software Design(SITA Company)が実施したパイロットプロジェクトの一環として、イタリアの国際空港に配備されました。
主な導入市場
EngMotion社CEOのコメント
EngMotion社のCEOであるEnrico Merlani氏は、「殺菌技術に関しては、SARSや同種類のウイルス等、表面に付着したウイルスの最大99%がUV-Cライトによって破壊されることが証明されている」と述べています。また、「静的ランプは、訓練を受けたスタッフが配置や移動作業をしなければなりませんが、その点、自律走行型ロボットは、スタッフの作業が必要なくなり、毎回作成したプログラム通りに稼働する最適なソリューションです」とも述べています。
自律走行型ロボットの国内導入実績
アルテックは、「miniTM UVC」以外に、既に自律走行型ロボット、自律走行ナビゲーションシステム等を日本国内の製造工場や物流倉庫向けに、多くの納入実績と豊富な経験を持っています。
BLUEBOTICS社について
2001年に設立され、革新的で有望なモバイルロボティクス技術をマーケティングするという使命をもち、現在では産業オートメーション、サービスロボティクスの2つの分野で活動しています。
企業が車両を自動化したい要望を解決します。