ニュースリリース
低価格材料とGrabCAD Printに対応したコンパクト3Dプリンター ストラタシス社製「Objet30シリーズ V5」の取り扱いを開始
2020/11/18
アルテック株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役社長:張能 徳博 (ちょうのう のりひろ)、東証一部上場: 証券番号9972、以下アルテック)は、3Dプリンター業界最大手*のStratasys Ltd. (Nasdaq: SSYS)社のデスクトップタイプ高精細3Dプリンター「Objet30シリーズ V5」として「Objet30Pro V5」「Objet30Prime V5」の2機種の取り扱いを開始いたします。
* 『Wohlers Report 2019』
ストラタシスの「Objet30シリーズ」がアップデート
ストラタシスのPolyJet方式(インクジェット方式)の「Objet30シリーズ V5」は、従来のデスクトップタイプ3Dプリンター「Objet30シリーズ」の後継機種として、低価格材料「DraftGrey」の対応と、シンプルなインターフェイスで評価の高い「GrabCAD Print」に対応し、更に使いやすくなりました。「DraftGrey」は低コストでのモデル造形が可能で、コンセプトデザインや開発初期のモックアップの作製などをより手軽に行うことができます。「GrabCAD Print」ではSTLデータのみならず様々な3DCADのネイティブデータの読み込みが可能で、データエラーの自動修正やトレーデータの作成を直感的に行えるのが特徴です。3Dプリンターを活用した製品開発を更に飛躍させ、大きなメリットを生み出します。
商品ページ
最大13種類の材料が選べる高精細デスクトップタイプ3Dプリンター
「Objet30Pro V5」ではアクリルベースの硬質材料や、透明材料、耐熱材料、PPライク材料、低価格材料に対応、「Onjet30Prime V5」ではこれらに加えてゴムライク材料や生体適合性材料が使用できます。ニーズに合わせて材料を選択することが可能で幅広いアプリケーションに対応し、製品の市場投入までのプロセスを効率化させます。また、コンパクトな筐体は設置場所を選ばず、オフィス環境から工場環境まで、エンジニアやデザイナーの手の届くところに置くことができます。
低価格材料「Draft Grey」
ハイエンド機のみの対応だった「DraftGrey」が「Objet30シリーズ V5」に対応いたしました。優れたコストパフォーマンスを実現する「DraftGrey」は、従来の硬質材料であるVeroシリーズよりも最大約40%のコスト削減が可能となりました。今までは、材料のコストを抑えるために断念していた試作も「DraftGrey」があれば気軽に造形をすることができます。また、視認性の高いグレー色のため、形状確認に最適な材料となっております。
専用ソフトウェア「GrabCAD Print」対応
「GrabCAD Print」は、3DCADのデータを3Dプリンターに送るためのストラタシス社製3Dプリンター専用ソフトウェアです。従来は、3DCADデータをSTLデータに変換する必要がありましたが、「GrabCAD Print」では各種3DCADのネイティブデータの読み込みが可能で、変換時の手間やエラーを気にする必要は御座いません。また、直感的な操作で造形の設定を行えるユーザーフレンドリー設計となっております。機能面では、3Dプリントのジョブのクラウド管理機能による複数のユーザーや複数の3Dプリンターの稼働状況、造形完了時間、材料の残量の管理が可能、さらには遠隔モニタリング機能、3Dプリンターと材料の使用履歴を統計的に分析することのできるレポート機能、造形のスケジューリング機能なども搭載しております。
「Objet30シリーズ V5」詳細スペック