ニュースリリース
ウルトレジオン社製 超音波精密射出成形機の取り扱いを開始
2016/09/02
産業機械輸入商社のアルテック株式会社(東京都中央区 代表取締役社長 張能 徳博、以下「アルテック」)は、ウルトレジオン SL(スペイン バルセロナ、代表者 ファンダシオ・プリバダ・アスカム、以下「ウルトレジオン」)との間で日本総代理店契約を締結、ウルトレジオンが製造する超音波精密射出成形機「ソノラス1G」の販売を開始いたしました。
ソノラス1Gは、超音波振動で樹脂を瞬時に溶融し成形します。従来の射出成形機のようにスクリュー・バレル・ヒーターが無い点で画期的であります。超音波で溶融された樹脂は、従来法にくらべ自由体積が多く粘度を低く抑えられます。超音波振動のエネルギーも加わり、樹脂の流れが良くなることで、従来不可能とされていた形状の成形が可能になります。例:外径φ0.35㎜ 厚み75μm 長さ15mmの筒状部品 樹脂:PP
樹脂はオンデマンドで供給され、瞬時に溶融し成形されるので滞留時間・劣化がないです。バレルを樹脂で満たす必要が無いので色替え・樹脂替え時のパージも不要です。溶融粘度が低いので射出圧力が最大300barと桁違いに低く、これまで不可能とされた脆弱なコアピンの配置や、インサート/アウトサート成形に適しています。
例えば、メッシュ状の繊維の上へのアウトサート成形で補聴器用防水キャップを効率的に成形しています。
ソノラス1Gの射出容積は1cm3 /ショットと小型部品の成形を目的としているため大型部品の成形は出来ないが、それを可能にする上位機種が10月にドイツで開催される国際プラスチック・ゴム産業(K2016)展で発表される予定です。
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